Bertrand Russell
現代論理学を使って、論理主義を追求すると同時に、当時の思弁的な哲学を科学的な哲学によって一新することを試みた
論理主義の試みに取り組む10年ほどのあいだで、「表示について」(1905)や
Alfred North Whitehead
との共著『プリンキピア・マテマティカ』(1910-3,1927)など、数多くの業績を残した
ラッセルのこうした業績は、分析哲学のスタイルを積極的に提案・擁護するものであっただけでなく、そのお手本にも
1. 論理的な議論の「明晰さ」を重視する
2. 現代論理学をもちいる
3. われわれの言語実践をデータとする
4. 細かなトピック毎に分業を行う
入門書:『言語哲学大全I』(勁草書房)、『哲学の歴史』第11巻(中央公論新社)の「ラッセル」